主の御受難を感謝して・・・
主の御受難(十字架)をメディテーションしている時、湧いてきた詩。
「十字架の主を仰ぐ時」
G.サーバント
十字架に釘付けられた主を
心の内に深く思い浮かべる時、
不思議と如何(いか)なる苦しみも、
そして悲しみも和(やわ)らいで行く。
時には肉体を襲(おそ)っていた
激しい痛みや苦しみも、
そして心を苛(さいな)んでいた
諸々(もろもろ)の恐怖や不安でさえ、
いつしか消え去って行く。
おお、十字架、十字架!
主が釘(くぎ)づけられ、屠(ほ)られた
血潮(ちしお)に染(そ)まる十字架よ!
お前は何ゆえかくまで、
主を苦しめ、苛(さいな)むのか!
主の御頭を突き刺す茨(いばら)の冠(かんむり)。
むごくも釘で打ち抜かれた
御手と御足は血に染まり、
槍(やり)で突かれた御胸(みむね)からは
血潮と水液が滴(したた)り落ちる。
おお、ゴルゴタの十字架。
かくまで主を苦しめ苛(さいな)んだ
苦悩の極致(きょくち)の十字架よ!
知れ、お前は今や全く無力だ。
主が復活し勝利を得られたから!
それゆえ今こそ、こう告げよう。
おお、極度(きょくど)の苦悩(くのう)に涙する者よ、
十字架に釘付けられた主を仰げ!
その時あなたの苦悩は除(のぞ)かれ、
あなたの苦痛は見事、癒されると!