峯野龍弘のアガペーブログ

心にささやかれた愛の指針

「共感すること」

                 G.サーバント

共感することは素晴らしい。

共感には心を癒す力がある。

共感はどんな言葉がけより、

またどんな助けにも優って、

痛みと悲しみを癒す力がある。

 

人が極度の苦悩の中にある時、

その痛みと悲しみを真に理解し、

そっと寄り添い、共に身を置き、

共感してくれる人のいることは、              

どんなにか慰められることだろう。

 

共感なき慰めの言葉は空虚で、

深く悲しむ者の心に届かない。

共感なき励ましは喧しい鐘の音。

心苦しむ者に更なる苦痛を与え、

一人にしてほしいと叫ばせる。

 

共感なき慰めの言葉や助けは、

まさに無用の長物のようなもので、

悩める人の心の場所塞ぎにすぎず、

むしろない方がずっと心が楽で、

痛み悲しむ者の幸いとなる。

 

下手な同情はない方が良い。

同情より共感してほしい。

同情や憐みは上から目線の、

強者の弱者への心の施しで、

心傷つき病んでいる人々を、

より惨(みじ)めにすることがある。

 

それよりももっと心寄せ、

心の耳を傾けて聞いてほしい。

知ってほしい心の極度の痛みを。

強く共感して泣いてくれたなら、

その時真の理解者を得るだろう。

 

共感こそ、真の理解者の証し。

真の理解者のおることこそ、

心傷つき悩める者の慰めの源。

共感は慰めを、慰めは望みを、

望みは勇気と力を与えてくれる。

 

だから共感は素晴らしい。

共感には心を癒す力がある。

共感はどんな言葉がけより、

またどんな助けにも優って、

痛みと悲しみを癒してくれる。

 

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