峯野龍弘のアガペーブログ

心にささやかれた愛の指針

第3章 主と共に歩む生涯の必要性と重要性

G.サーバント 主と共に、主に倣って歩む生涯の必要性と重要性については、そもそも冒頭から記して来た事柄の中で既に示されていたことでしたが、ここで改めて次のような形に整理して記しておきましょう。 Ⅰ、神御自身がそれを要請しておられること まず第一…

第2章 主と共に歩む生涯の究極の目標

G.サーバント キリスト者生涯の地上生活の究極の目標は、何でしょうか?それは「主の祈り」の冒頭で、「父よ、聖名が崇められますように!」と祈るように、「神の栄光のために生きる」ことであり、また「他者の祝福のために生きる」ことです。この二つは、実…

第1章 主と共に歩む生涯への召命と献身

G.サーバント 「主イエスと共に歩きましょう、どこまでも」というかわいらしい「こども聖歌」がありますね。ご存知でしょう。小僕も昔、日曜学校や子供会でご奉仕していた頃、子供たちと一緒に楽しく、よく歌いました。爾来(じらい)、時々何かの折にこのこど…

序 「主と共に歩む生涯への召命と献身」

G.サーバント 序 この一文は、主としてキリスト者の方々のために書き下ろした小論です。ですから何よりもキリスト者である皆様に、是非とも愛読して頂けたら幸いです。しかし、同時にそれ以外の一般の皆様にも、是非読んでいただけたら光栄です。なぜならキ…

第10章 「愛(アガペー)による全面受容と心の癒しへの道」の結び

G.サーバント さて、遂に心傷つき病んでいる「ウルトラ良い子」の癒しのために共に学んでまいりましたも、これをもって不十分ながら結ぶこととなりました。ケアーに当たるご両親やワーカーの読者の皆様にとって、少しでも役立つことが出来たとしたら幸いです…

第9章 「ウルトラ良い子」の癒しのための愛の共同体としてのアガペー・ファミリー

G.サーバント さて、最後に「ウルトラ良い子」の癒しのために極めて重要な役割を果たしてきた共同体があります。それは「ウルトラ良い子」の癒しのために日夜労苦する「愛の学習塾」に身を置く人々、すなわちそれは主に母親たちですが、この彼女たちが「愛の…

第8章 「アガペーによる全面受容」を実現するための愛の学習塾

G.サーバント 以前より「アガペーによる全面受容の癒しの道」について、共に学んでまいりましたが、間もなくするとこの一連の学びも終わりを迎えます。そこで本書を結ぶにあたってなお二つの点について言及し,本稿を結びたいと思います。 その二つとは、第…

第58回 日本ケズィック・コンベンション(森林公園) 2019.2.19~21

主の聖名を心から讃美申し上げます。 まもなく、2月19日~21日に埼玉県森林公園のホテル・ヘリテイジにて、第58回日本ケズィック・コンベンションが開催されます! ケズィック・コンベンションは、1875年に英国の北部カンバーランド地方にある湖…

第7章 アガペー育児法

第7章 「ウルトラ良い子」を健全に育てるための「アガペー育児法」 さて、以上において心傷つき病める「ウルトラ良い子」の癒しの道を、詳細に学んできましたが、この一連の学びを結ぶにあたって、このような「ウルトラ良い子」たちを傷つけたり、病んだりさ…

第6章 アガペーによるフォローアップ

第6章 アガペーによるフォローアップ ―神の嘉(よみ)される8原則― さて、以上で「アガペーによる全面受容とその軌跡」を辿り、心傷つき病んでしまっていた“ウルトラ良い子”たちの「自立への7ステップ」について記してきましたが、次に「アガペーによるフ…

第5章 心傷つき病む子供たちの癒しへの道

第5章 心傷つき病む子供たちの癒しへの道 Ⅳ.アガペーによる全面受容とその軌跡(自立への7ステップ・法則) さて、以上において述べ来ったように心傷つき病んでしまったウルトラ良い子たちを癒すための最良の道として“アガペーによる全面受容”の道を説いて…

第4章 心の傷つくプロセスと諸症状②

第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 III. 非受容と抑圧の果てのウルトラ良い子の諸症状 さて、かかるプロセスを経て遂にウルトラ良い子たちの中に、様々な病める症状が惹き起こされてまいります。先ずそれが彼らの内面に起こります。そして遂…

第4章 心の傷つくプロセスと諸症状➀

G.サーバント 第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状 さて、以上においてウルトラ良い子たちの抑圧の最大要因について詳細に亘り解説してきたが、ここではその具体的な心傷ついて行くプロセスとその諸症状について述べてみたい。 世俗の価値観に…

第3章 両親からの抑圧と諸問題④

第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 3.子供の自立心や自尊心を損なう両親の言動が惹き起す諸問題 次に子供の自立心や自尊心を損なう両親の言動が惹き起す諸問題について言及してみよう。その典型的な幾つかのケースについて紹介しよう。 (1)甘やかせ 世…

第3章 両親からの抑圧と諸問題③

G.サーバント 第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 2、 父の役割と母の役割の欠如による抑圧の素地 (4) 夫婦愛を通じての人間愛の伝授の欠如 さて、父親と母親の役割の欠如の第4番目は、夫婦愛を通して我が子に伝授しなければならない人間愛の学習の欠…

第3章 両親からの抑圧と諸問題②

G.サーバント 第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 2、 父の役割と母の役割の欠如による抑圧の素地 (3) 真善美、神愛聖、命霊祈、天永滅などの見えざる尊いものへの畏敬心の啓発 さて、子育てに当たるご両親たちには、またしても是非心に留めて頂きたい…

第3章 両親からの抑圧と諸問題➀

G.サーバント 第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 両親からの抑圧と諸問題 さて、以上のようにウルトラ良い子の身に起こる極度の抑圧の最大原因が何であり、何に基づくものであったのかを突き止めて来ましたが、次にお互いは、その抑圧の最大の付与者、つ…

第3章  世俗的価値観と我執がもたらす二重の抑圧

G.サーバント 第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 III. 世俗的価値観と我執がもたらす二重の抑圧 さて、そこでお互いが決定的に目覚め、認識し、かつ解放されていかなければならない人生の最重要課題は、お互い各人の心を抑圧し、支配し、そして虜にして…

第3章 我執(がしゅう)

第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 2、我執(がしゅう) さて、以上において縷々とウルトラ良い子に対する抑圧の最大原因であり、また同時に根本原因でもある二つの元凶の内の「世俗的価値観」について詳述してきましたが、次にもう一つの元凶である「…

第3章 世俗的価値観③

第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 世俗的価値観6). 相対主義、他者比較主義 更にまた、ウルトラ良い子たちを抑圧し、彼らを対人関係不全症候群に追い遣る恐ろしい考え方とあり方に、相対主義、他者比較主義というものがあります。そもそもウルトラ良い…

第3章 世俗の価値観②

G.サーバント 第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 世俗的価値観 世俗的価値観を構成する恐るべき諸要素 4). 欲望充足主義、名誉出世主義 さて次は、欲望充足主義、名誉出世主義という、これまた典型的な世俗的価値観を構成している恐るべき要素について、…

第3章 世俗の価値観➀

第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 そこで先ずはじめに、「世俗的価値観」の定義をしておきたいと思います。これを一口で定義することは極めて難しいことですが、ひとまず以下のように定義しておきましょう。 「世俗的価値観とは、人間各人の心の内に潜…

第3章 世俗的価値観の2大元凶(世俗の価値観と我執)

G.サーバント 第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因 さて、今日の日本社会においては、「ウルトラ良い子」たちが、極度の抑圧の危機に遭遇していると前述しましたが、ではその抑圧の主たる要因が何であり、その原因がどこに潜んでいたのか記してみましょう。…

「飼い葉おけの赤ちゃん」

G.サーバント 飼い葉おけの赤ちゃん それがこの世に来られたキリスト。 何ゆえにキリストは、 飼い葉おけをベビー・ベットとされたのか。 赤ちゃんは何も知らない。 それがどんなに貧しく惨(みじ)めでも、 選(よ)り好(ごの)みをしない。 寝かされたとこ…

第2章 ウルトラ良い子の8つの特質 

G.サーバント さて、ウルトラ良い子には概(おおむ)ね共通するすばらしい8つの特質が宿っています。ところが極めて悲しく残念なことは、多くの両親たちがこの彼等の特質について気づかないまま子育てをしてしまったために、その尊いウルトラよい子の性質を…

「ウルトラ良い子」論

G.サーバント 第1章 今日、テレビやラジオ、新聞などでしばしば世間を騒がせている、いわゆる「問題児」と呼ばれる多くの青少年たちがいます。しかも、残虐にして冷酷な殺人や傷害の手口のゆえに、世間からはあたかも殺人鬼のように恐れられている青少年の存…

「共感すること」

G.サーバント 共感することは素晴らしい。 共感には心を癒す力がある。 共感はどんな言葉がけより、 またどんな助けにも優って、 痛みと悲しみを癒す力がある。 人が極度の苦悩の中にある時、 その痛みと悲しみを真に理解し、 そっと寄り添い、共に身を置き…

自画像に悩む方へ(後編)

G.サーバント 前編では、「自画像」を愛せない理由について学んできましたが、今日は、「ひとたび愛せなくなってしまった「自画像」を、如何(いか)にしたら再び愛することが出来るのか」について、学んでみることにいたしましょう。 <Ⅱ、如何にしたら「…

自画像に悩む方へ(前編)

G.サーバント <序> ゴッホの有名な絵の一枚に、「自画像」と言うのがあります。筆者は中学生の頃、美術部に席を置いたことがありました。あの麦藁帽子をかぶり、パイプをくわえたゴッホの「自画像」なるものを見て、思わず笑ってしまいました。なんとも素…

新緑(しんりょく)の舞踏会(ぶとうかい)

皆様、ゴールデンウィークは、いかがお過ごしになられましたか? 私は、「駒ケ根パノラマ愛の家」で行われた、淀橋教会の合同キャンプに参加しました。老若男女75名の参加がありました。普段は、顔を合わせても挨拶程度しかしたことのなかった人たちも、グ…